毎日、飲んでいるお水を見直す

「安心して飲んでいるその水、本当に大丈夫ですか?」

最近、一部のペットボトルの水に関する安全性が話題になっています。
では、家庭で使う浄水器はどうでしょう?

「浄水器があるから安心」 と思っていても、フィルターの交換を忘れたり
生活の目的に合わないタイプを選んでいたりすると、むしろ逆効果になることも。

・フィルター交換は適切なタイミングで行っているか?
・塩素や不純物を除去できるか?
・細菌やウイルスに対応しているか?
・逆に、生命維持に必要なミネラルまでも除去されていないか?

安心のつもりが、知らず知らずのうちにリスクを招いていないか、一度見直してみませんか?
「安全な水を選ぶ」ことが、本当の健康への第一歩です。

自宅用:浄水器の課題

自宅用浄水器は便利ですが、いくつかの課題と潜在的な危険性をまとめてみました。

1. フィルターの管理と
メンテナンス
• 交換忘れのリスク: フィルターを適切なタイミングで交換しないと、浄水能力が低下し、細菌や汚染物質が蓄積する可能性があります。
• カビや細菌の繁殖: 長期間フィルターを交換しないと、逆に不衛生な水を飲むことになる。
2. 浄水能力の限界 • 特定の物質しか除去できない: 浄水器の種類によって、塩素や重金属は除去できても、細菌やウイルスには効果がないものもある。
• 完全な安全性は保証されない: 水道水の汚染状況によっては、家庭用浄水器だけでは不十分な場合がある。
3. コストと
コストパフォーマンス
• 初期費用と維持費がかかる: 高性能な浄水器ほど価格が高く、定期的なフィルター交換も必要。
• 安価な製品は効果が低いことも: 格安の浄水器はろ過性能が低く、安全性に疑問が残る場合がある。
4. ミネラルの除去 • 必要なミネラルまで除去される可能性: 逆浸透膜(RO)式や蒸留式の浄水器は、水中のミネラルも除去してしまい、長期間飲み続けるとミネラル不足のリスクがある。
5. 設置や利用の制約 • 蛇口に取り付けるタイプは水圧や適合性に制限: 水道のタイプによっては取り付けできない場合がある。
• 据え置き型や大型システムは場所を取る: 高性能な浄水システムは設置スペースが必要。
6. 偽造品や
粗悪品のリスク
• 非正規品のフィルター: 正規品より安価な互換フィルターの中には、ろ過性能が低いものがあり、かえって水質が悪化する場合がある。
• 誇大広告に注意: 「全ての有害物質を除去」などの過剰な宣伝をしている製品は要注意。

対策として

• フィルターの交換時期を守る(メーカー推奨の期間を厳守)
• 水道水の成分を把握し、自宅に合った浄水器を選ぶ
• 信頼できるメーカー・ブランドの製品を選ぶ
• ミネラルバランスを考え、飲料水の種類を工夫する

浄水器は正しく使えば安心ですが、間違った使い方をすると逆効果になることもあるので、しっかり管理することが大切になります。

自宅用:浄水器フィルターの種類

自宅用浄水器のフィルターが除去できる有害物質は、フィルターの種類や性能によって異なります。
主なフィルターの種類と、それぞれが除去できる汚染物質をまとめます。

1. 活性炭フィルター(一般的な浄水器に搭載)

除去できるとされているもの 除去できないとされているもの
・塩素(カルキ臭)
・一部の有機化合物(農薬・トリハロメタン・ベンゼンなど)
・カビ臭や悪臭成分
・細菌・ウイルス
・重金属(鉛・ヒ素・水銀など)
・硝酸態窒素(地下水汚染の原因)

備考: 活性炭は主に水の味や臭いを改善する目的で使われ、細菌や重金属には不適合とされています。

2. 中空糸膜フィルター(高性能な家庭用浄水器に搭載)

除去できるとされているもの 除去できないとされているもの
・細菌(大腸菌・レジオネラ菌など)
・一部のウイルス
・活性炭フィルターが除去するもの
・超微小なウイルス(ノロウイルスなど)
・重金属(鉛・ヒ素・水銀)

備考: ろ過精度が高いが、完全な無菌水にはならない。

3. 逆浸透膜(RO)フィルター(超高性能、ミネラルも除去)

除去できるとされているもの 除去できないとされているもの
・細菌・ウイルス(ほぼ完全に除去)
・重金属(鉛・ヒ素・水銀・カドミウムなど)
・農薬・硝酸態窒素・フッ素
・放射性物質(セシウムなど)
・必要なミネラル
(カルシウム・マグネシウムも除去される)

備考: 完全に純水に近い状態になるため、ミネラル不足を防ぐには別途補給が必要。

4. イオン交換フィルター(主に硬水を軟水にする目的)

除去できるとされているもの 除去できないとされているもの
・水の硬度成分(カルシウム・マグネシウム)
・一部の重金属(鉛・銅など)
・細菌・ウイルス
・農薬や有機化合物

備考: 主に硬水を飲みやすくするために使われるが、細菌やウイルスの除去効果はない。

人体に悪影響を及ぼすものをどこまで除去できるのか?

塩素や有機化合物
(トリハロメタンなど)
→ 活性炭フィルターで除去可能
細菌・一部のウイルス → 中空糸膜フィルターで除去可能
重金属・硝酸態窒素
放射性物質
→ 逆浸透膜(RO)フィルターでほぼ完全に除去可能
→全ての汚染物質を除去するには、ROフィルターが最も強力(ただしミネラルも除去されるため注意)

家庭用浄水器の性能はフィルターの種類によって大きく異なるため、水質や用途に合わせて選ぶことが重要です。


免責事項につきまして

・本サイトに掲載されている情報やサービスについて、保証するものではありません。
・本サイトの利用や閲覧によって生じた損害について、当社は責任を負いません。
・本サイトのURLや情報は予告なく変更される場合があります。
・本サイトからリンクしている他のウェブサイトに含まれている情報、サービス等については、当社は一切関知しておらず、一切の責任を負いません。
・本サービスの利用により発生した損害について、当社は責任を負わないものとします。ただし、当社の故意または重過失による損害については、この限りではありません。
・当サイトに含まれる情報もしくは内容を利用することに伴い直接・間接的に生じた損失等に対し、本会は何ら責任を負いません。
・当ホームページ及び当ホームページよりリンクが設定されている他のウェブページより取得された各種情報の利用によって生じたあらゆる損害に関して、当社は一切の責任を負いません。

 

ページトップに戻る