経営課題の情報発信

温故知新に基づく創発リノベーション経営課題の情報発信

世界から見た日本の使命

日本の素晴らしさとは何か?

それは、リノベーション能力にたけているのが日本です。
(リノベーションは英語で「修復」「創世」を意味します)

日本の気候には四季があり、その季節に応じて生活に工夫を凝らす。
また四季折々の自然と調和を愉しむ風物詩など、生活に「優美さ」を取り入れる知恵を施しました。
その生活様式が日本人の心となり「おもてなし」や技術の繊細さを生み出しました。

世界のあらゆる素晴らしいものを、より良いもの(修復・創世)をして世にお返しする。

それが日本国のお役目ではないかと日々感じています。
それは、単なるわたくしの思想ではなく、日本神話である古事記に「修理固成」の内容がしっかりと記されています。

そして、日本は「稲穂から国がさきわう」とされています。稲穂……。黄金色に輝くジパング。稲からイノチが咲き喜び咲きわう言霊の國。
また604年日本の初めての憲法第一条では「”和らぎを以って尊しと為す”」これが日本の国という在り方です。

そのことを欠いて他国のマネをしても国や国民が豊かにはなれません。

 

海外に目を向けなければ日本は縮小していく

そのことにより長的なビジネスを成功させるには、クオリティ(品質)が大切というこを日本人は大切にしてきました。これは、日本の大きな強みです。

この日本の強みを強いていうならば、幼い頃の教育、崇高な精神性、道徳、倫理観、協調性である、他を思いやる心です。
他の国が同じことを単に真似ようにも実現しにくいものがありました。

その中でも、複雑な工程が必要な製品や「おもてなし」という気配りこそが日本人の強みだったということです。
今や、その記憶は次第に薄れ、マニュアル化、簡単なテクニック、時短に気を取られ、1968年に世界第2位の経済大国となった日本は、今や技術大国は幻想化。

「日本財団」の前身、日本船舶振興会を創立をした笹川良一さんや、財界人たちは、日本に対して警鐘を鳴らし続けていますが、日本人の危機意識はまるで高まっていません。
歴史上、日本は大きな問題を幾度となく乗り越えてきました。

しかし現在、直面している重大な経済問題に対して全て人ごとになっています。日本の借金は日々膨れ上がり、一方では老人が増えるが、出生率が激減し、2025年以降の問題が顕著です。
これこそが、20年後「日本終了」が現実味を帯びてきたと言われる原因です。

 

世界から孤立して孤独になってはいけない

日本人は「変化」をとても嫌う国民。
現状維持をしようと懸命になる傾向にあります。
経済が好調であるなら、向こうから来たいと思うものです。
しかし、経済が衰退した国に外国人は魅力を感じません。
だからこそ、事態が深刻になる前に早め早めに手を打つ必要があります。

色々難題は確かに多いですが閉鎖的、排他的な国はやがて低迷しを余儀なくされることを歴史は、明確に示してくれています。

 

笹川良一さんの名言「片目は、双眼鏡。もう一つの目は、顕微鏡」
遠くのものも、近くのものもしっかりと見る目を持つという意味です。

今までの人生に何が起こってきたのかをよく知り、対処できれば将来に備えることができる。
未来は現在の延長線上にあります。しかし時として突如、脱線することがあります。
「片目は双眼鏡。もう片目は顕微鏡」を持つと受難時代の未来へ突き進む強みになります。