国酒

日本には様々な種類のお酒がございます。
その中の一つに国酒である
『日本酒』がございます。
私が日本酒を
嗜むようになったのは…
奈良県 龍田大社の宮司さまから
『古事記』を通して神社神道の教えを
乞うようになってからのこと。
長い歳月と思いきや まだ5年、6年。
それまでも、お酒は好んで
頂いてございましたが
日本酒に限っては
田舎の親戚はお手のものですが
身近な家族に嗜むものがおらず
特に理由もなく抵抗感があり
ほとんど口にすることが
ありませんでした。
しかし、
初めてお神酒を頂いたとき。
昔、京都の杜氏さんから
日本酒の冬の仕込みの工程を
お教え頂いた記憶がふと蘇り
それから以降は
日本酒の瓶のラベル、裏表を
拝見するたびに
それぞれの蔵元でお仕えなさる
職人さんのお姿が胸中に浮かび
胸が熱くなるという経験を
するようになりました。
また、私たちの祖先たちは
日本酒を
「清らかなもの」
「神様の領域に近付けるもの」
と言い伝えられられていたそうです。

 
日本伝統を守る職人さん達に
やおよろずの神が宿り…
丹念込めて
造りあげられたものが
私たちの手に届く。
そして私たちが口にすることで
体の細胞に、
やおよろずのお力を授かる。
まさに繋ぎ紡がれていく
『イノチ』でございます。

皆さまの週末が
より善き1日となりますように🌸