なぜ貧困がなくならないのか?

こんにちは。一般社団法人 日本帝王学 経営者協会のDemi伊藤です。

2001年に策定されたミレニアム開発目標(MDGs)の後継として,2015年9月の国連サミットで採択された「持続可能な開発のための2030(2030年)アジェンダ」にてよりよい世界を目指す国際目標であり、SDGsが日本でも大変話題になっています。SDGs(持続可能な開発目標)は、17のゴール・169のターゲットから構成され,地球上の「誰一人取り残さない(leave no one behind)」ことを誓っています。
SDGsは発展途上国のみならず,先進国自身が取り組むユニバーサル(普遍的)なものであり,日本も積極的に取り組んでいます。それは本当に実現できるのでしょうか?

では、そもそもの、そもそもの話。

なぜ戦争は終わらないのか?
なぜ貧困が減らないのが?
なぜ飢餓が無くならないのか?
医療が毎秒ごとに進化を遂げているのに疫病を含む病気が撲滅されないのか?
それらのことを考えたことはありますか。

 

戦争、貧困、飢餓などの問題は、世界の秩序が崩壊の一途をたどっています。2020年初頭から世界中で猛威を振るう新型コロナウイルス感染拡大の影響でいま社会は大きく変わりつつあります。
そのように宇宙、地球を含むあらゆるものは、秩序あるものから無秩序に変化していきます。
それをエントロピーの法則と言います。

少し難しい表現になりますが、エネルギーは意識の集合体です。
無機質、有機物問わず、この世に存在するあらゆるものには、それぞれにエネルギーを宿しています。そのエネルギーである意識の集合体は時間の経過とともにカタチを変えていきます。

にんげんが秩序を壊している?!

 
その無秩序の発生源は、近年一番の問題であり、益々深刻になっていくのが、人間ひとりひとりのコンシャスネス(意識)が、無秩序に劣化し日々生み出してしまっている人が放つエナジーが宇宙のゴミ、地球のゴミと言っても過言ではありません。

清潔に生活するためには家を掃除しなければ物に溢れ、汚くなります。車も、職場も掃除をしなければ汚れていきます。

それ同様に、人間の目では見えない内面環境の掃除もしなければゴミがたまり汚れてきます。

しかし、人間である自分そのものの内面をキレイにするために、掃除することもなければ、最適な掃除の方法を学ぶ人はとても少ないように感じます。
中には「専門家のものとで心のお掃除をしています」「潜在意識のクリーニングをしています」「思考を書き換えることをしています」という方に、万とお会いしますが「たった一ヶ所だけのお掃除だけでは、清潔で快適にはなりませんよ」と思うのです。

つまり、ある主婦が「キッチンを使うたびに掃除をしています」と胸をはって言ったところで、お風呂は?リビングは?トイレは?寝室は?となるわけです。

人間の目には見えない部分も同じです。心だけ浄化してます。潜在意識を変えるトレーニング受けてます。能力開発に勤しんでいます。だけでは人間そのもののお掃除になりません。
また人間の内面をキレイにするためのお掃除の方法、お掃除する順番など、根本的な肝を捉えないと、お掃除をしていても労力だけが増え、要領の悪いものとなって、最終的に全く意味をなさないことになります。

まさに、ダスキンなどプロのお掃除屋さんと素人のお掃除の仕方が根本的に違うのと同じことです。

なぜ人間の目に触れることのない、人の内面環境を整えるのかというと、人生の永続的な「成功と幸せ」を司っているのが、内面だからです。

少し話はずれてしましますが、整理収納アドバイザーが流行する今から16、17年(2020年現在)ほど前にライセンスを取得して、私は便利屋さんの役職者として勤務していました。
当時の便利屋さんは、法律に反しないことをであれば、何でも生活のお困りごとの仕事を引き受けますというスタイルです。結婚式の代理出席や、法事の代理出席からハウスクリーニング、家のリフォーム、引越しなど、多岐にわたるあらゆる仕事をこなしてきました。

当時その中で最も多いご依頼が、ゴミ屋敷のお掃除です。
一軒家の天井スレスレまで溜まりにたまったゴミの中、こんな環境の中で人間が生活しているのか?と疑いたくなる現場に多く遭遇しました。

ご依頼を受け、家の中から全てゴミを撤去し、キレイにお掃除しますが、数年後、必ずまたゴミ屋敷化したゴミ撤去のご依頼がきます。
依頼人とは毎回身のうえ話になり、120%超えなほど、ご本人の内面のゴミがうっせきしています。
話を聞いていると彼らは仕事も、家族を含む人間関係、健康、お金に関しても、困っています。
特に、自分の存在そのものを否定しながら日々生活しています。

ダスキンさんや大手リフォーム業者に仕事の依頼をするのではなく、当時便利屋さんという業種に仕事の依頼をしてくる人は、必ずと言っていいほど、内面の問題を抱えていました。

事例であげた内容は、確かに極端な例ですが、人の内面にうっせきしているゴミそのものが、全て外の世界、現実化になります。
人間の内面の奥底に潜む不必要な意識が乱雑さとなって、やがて人が放つエナジーがゴミ化して無秩序になる。
それがエントロピーの増大の理由になります。

エントロピーの法則

また少し角度を変えて詳しくみてみると、アインシュタイン説では、宇宙誕生、地球誕生、生物や植物、そして人類が創世されたビックバンの瞬間に、あらゆるすべてのものが形成され、その瞬間はあらゆるすべての秩序が保たれていたとされています。
そのことを念頭に置いて少し取り上げてみたいと思います。

地球には時間に対する概念があります。時間は、止めることなどできず、刻一刻と過ぎていきます。
ビックバンの瞬間、すべての秩序が保たれていた時から「時間」を加えることで、無秩序な状態へと変化していきます。
無秩序な状態へと変化とは、新しいものがつくられたとき、真新しさという秩序がありますが、時間を加えることで次第に劣化していきます。これを無秩序と言います。
これ同様に、人も時間経過とともに赤ちゃんから老人になるように老化していきます。

それらを経年劣化とも言いますが、熱力学および統計力学の学問の世界では、エントロピーといいます。
そのエントロピーとは、乱雑さ表す物理量を意味し、何一つ手を加えないと、増大していくという法則です。


ごく一部になりますがエントロピーの増大を例に挙げると

  • 人との衝突や不具合を起こしやすい
  • コンシャスネス(意識)からネガティブエネルギーが体内を巡り、人生の悪循環
  • 煩雑から劣化。劣化から老化になる。
  • 遺伝子記録の不具合で精神疾患になりやすい傾向にある
  • DNAの複製ミスでガン細胞ができやすくなる
  • 戦争が起きる
  • 世界経済が混乱する などなど


細胞も生命も、家庭も、会社組織も、経済も地球も、宇宙も同じようにエントロピーが増大であり、そのことによりすべての組織体が戦う状態になるというのが宇宙の大原則になります。
つまり、何も対処しなければ、時間が経つにつれて秩序ある状態から無秩序に増大し、すべての組織体が戦う状態になる。戦いは必ず崩壊につながります。

だから、戦争は終わることなく、貧困が減らず、飢餓が無くならず、医療が毎秒ごとに進化を遂げているのに疫病を含む病気が撲滅されることはない。
では、実際にどのようにすればいいのか?

人間ひとりひとりが、エントロピーの増大を阻止する働きを施し、地球、世界、日本を救う活動を行うのみです。
神様にただお願いするだけでは、いけない。人任せではいけない。ヒーローが出てくるまで待ち続けるではいけない。

今のあなたは、次世代の子供たちに何を残してあげれるのだろうか?

 

「温故知新研修」実学が日本帝王学経営者協会です。